真夏に停電になったらどうする?〜ゲリラ豪雨と熱中症対策〜

最近毎日のようにゲリラ豪雨が発生していますね。地面が震えるような雷鳴や滝のような大雨に、大人でも「怖い」と感じてしまいます。
先日のゲリラ豪雨で、堺市地域では停電が起こった家も多かったようです。
「この暑い中、停電になってクーラーや冷蔵庫が使えなくなったら…!?」
と疑問に思い、当社電気工事スタッフに聞きました。皆様の参考にもなれば幸いです。
■ 冷蔵庫は開け閉めしない!
停電でまず気になるのが、「冷蔵庫の中身、大丈夫?」という問題。
◎ドアはなるべく開けない!
冷蔵庫のドアを開けないと、冷蔵室はおおよそ2~4時間。冷凍庫は約24~48時間、冷たいまま保てると言われています。(※)
必要な物だけ出して、不必要に開け閉めしないようにしましょう。
◎保冷剤を用意
冷蔵室のものを冷凍庫にサッと移すこともおすすめ。保冷剤やペットボトルなど、冷蔵庫にあるものを凍らせてストックしておくと安心です。
◎停電後には食品の状態を確認
復旧後は食品の状態を確認し、異臭や変色があれば食べるのを控えましょう。生鮮食品は特に要注意!

※冷蔵庫の大きさや中身の量などにより異なります。
■ クーラーが使えない!熱中症から身を守るには?
真夏にエアコンが使えなくなると、室温は急上昇し、熱中症のリスクが一気に高まります。以下のような対策を取りましょう。
◎風通しを確保する
ゲリラ豪雨が落ち着いているのであれば窓を開け、2方向の窓を開けて空気を流します。日が差し込む場合はカーテンやすだれで日差しを遮断しましょう。
◎水分・塩分補給はこまめに
こまめな水分補給をします。事前に経口補水液や塩飴を常備しておくと安心です。
◎冷感グッズを活用
保冷剤や冷却スプレー、濡れタオルを首や脇の下にあてることで、体温の上昇を抑えることができます。バッテリー式の扇風機もおすすめ。
◎お風呂に水を張っておく
安全な環境であれば、お風呂に少量の水を張っておき、足をつけることで体温を下げることができます。
■ クーラーがない夜、快適に眠るためには?
◎氷枕や保冷剤を活用
首元や頭を冷やすと体感温度が下がり、眠りやすくなります。
凍らせたペットボトルをタオルで包んで代用することも。
◎冷たいシャワーをあびる
寝る直前にぬるめ〜冷たいシャワーを浴びることで、体温を一時的に下げられます。
◎濡れたタオル+うちわ
濡らしたタオルで体をふいた後、うちわで扇ぐと気化熱で体温が下がります。赤ちゃんや小さなお子様が暑がっているときにおすすめです。
◎枕元に水分を
寝ている間に熱中症になることもあります。暑くて起きたときにすぐ水分補給できるよう、枕元に水分を用意しておきましょう。

もし自宅の安全がちょっと心配になったら、無理せず早めに避難所に行くことが大切です。テレビやスマホで避難情報や天気の様子をこまめにチェックしてみてくださいね。
まだまだ暑い日が続きますし、これからもゲリラ豪雨が起こるかもしれません。あらかじめ水分や保冷剤、モバイルバッテリーなど、必要なものを準備しておくと安心です!